
スマホの写真から蘇った、5年前の八郎岳。
スマホの写真を何気なく見返していると、たまに「そういえば、こんなこともあったな」と、すっかり忘れていた記憶が突然よみがえることがあります。
今回出てきたのは、今から5年ほど前に登った八郎岳の写真。
長崎市南部にある八郎岳は、長崎市内最高峰として知られる山です。
……と言っても、この日の登山。
実は前々から計画していたわけでも、本格的に登山を始めようと思っていたわけでもありません。
きっかけは、妻のお母さんのひと言。
「八郎岳、登ってみようか。」
たしか、そんな感じだったと思います(笑)。
そこから急遽決まった、八郎岳登山。
今振り返ると、このくらいの思いつきで始まった一日だったからこそ、妙に記憶に残っているのかもしれません。
朝、娘を保育園へ。そして、そのまま山へ。
当時、娘はまだ保育園。
朝からいつものように娘を保育園へ預け、そのあと向かったのが八郎岳でした。
普段なら仕事や買い物へ向かうような時間帯に、その日は山へ。
こうやって文字にすると、なかなか面白い一日の始まりです(笑)。
とはいえ、登山初心者の私たち。
八郎岳にはいくつか登山ルートがあるようですが、この日は途中まで車で行ける、比較的短いルートを選びました。
いきなり本格ルートに挑戦するほどの覚悟はありません(笑)。

短いルートとはいえ、ちゃんと山。
「短いルートなら、まあ大丈夫だろう。」
そんな感じで登り始めたものの、当然ながら山は山です。
木々に囲まれた登山道を歩いていくと、いつもの長崎の街とは空気がまったく違います。
聞こえてくるのは風や木々の音。
足元は土。
頭上には木の枝。
少し歩くだけで、普段の生活からずいぶん遠くまで来たような感覚になります。

登っている途中、木々の間から海が見える場所もありました。
長崎は、街にいても海が近い。
そして山へ登っても、やっぱり海が見える。
改めて考えると、これも長崎らしい景色なのかもしれません。
山の中を歩いていたはずなのに、木々の向こうには青い海。
この景色を見ると、少し疲れていても、
「おお、結構登ってきたな。」
という気分になります(笑)。
そして八郎岳山頂へ。
しばらく歩いて、無事に山頂へ到着。
そこに待っていたのが、この景色です。

山頂から眺める長崎。
海があり、山があり、その間に街が広がっています。
普段は下から眺めている景色を、今度は山の上から見る。
それだけで、いつもの長崎が少し違って見えます。
「あそこが○○かな?」
「こっちが長崎市内?」
なんて話しながら景色を見る時間も、山頂ならでは。
そして、やっぱり山頂まで来たら記念写真です。

今見ると服装からも、
「ガチ登山というより、ちょっと八郎岳行ってみようか感」
が漂っています(笑)。
でも、このくらいだったから良かったのかもしれません。
山の上で食べる、おにぎり。
そして山頂で、お昼ごはん。
持ってきたおにぎりを食べました。
別に豪華なものではありません。
でも、山の上で食べるおにぎりって、なぜあんなに美味しいのでしょう(笑)。
歩いて、汗をかいて、山頂まで登って。
目の前には長崎の街と海。
そこで食べるおにぎり。
それだけで、十分ごちそうです。
登山の楽しさって、山頂からの絶景だけじゃなく、こういう何でもない時間にもあるのかもしれません。
見慣れた長崎を、いつもとは違う高さから。
山頂から周囲を見渡してみると、本当に山が多い。
長崎で暮らしていると「坂の街」ということは嫌というほど実感しますが(笑)、八郎岳の上から眺めると、
「そりゃ坂も多いよな。」
と妙に納得してしまいます。

海のすぐ近くまで山が迫り、その間に街がある。
NAGASAKI MAGAZINEで坂や港、街を歩いていると、それぞれ別々の風景に見えます。
でも山の上から見ると、それが全部ひとつにつながっている。
長崎という街の形そのものを眺めているようで、なかなか面白い景色です。
帰り道までが、登山。
山頂で景色を眺め、おにぎりを食べたら下山。
短いルートを選んだこともあって、朝から登り始めても昼過ぎには帰れるくらいの登山でした。
娘を朝から保育園へ送り、
八郎岳へ行き、
山に登り、
山頂でおにぎりを食べ、
昼過ぎにはいつもの生活へ戻る。
今思えば、かなりコンパクト(笑)。
でも長崎市内に、こんな一日の過ごし方ができる場所があるんですよね。

今度は、ちゃんと下から登ってみたい。
今回写真を見返していて思ったことがあります。
「もう一回、八郎岳登ってみたいな。」
5年前は、途中まで車で行ってから登る比較的短いルート。
初めてだったので、それでも十分楽しかったのですが、今度行くならもう少し長いルートから挑戦してみたい。
下からしっかり歩いて、
「まだ着かんと?」
とか言いながら登って(笑)、
ヘロヘロになって山頂へ到着。
そして、
「前回のルートで良かったやん。」
と言っている可能性も十分あります(笑)。
でも、それも含めて面白そうです。
もし本当に再挑戦したら、
「八郎岳、今度は下から登ってみた。」
としてNAGASAKI MAGAZINEで続編を書いてみたいと思います。
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SAKAMACHI SUPPLYでは、
「この街の日常が、デザインになる。」
をテーマに、長崎の坂、方言、猫、海、街の風景などをデザインしています。
長崎の魅力というと、眼鏡橋やグラバー園、夜景など、有名な観光スポットがまず思い浮かびます。
でも、今回の八郎岳のように、
「そういえば昔、家族で登ったな。」
そんな個人的な記憶の中にも、この街らしさはあるのだと思います。
朝、子どもを保育園へ送って。
思いつきで山へ向かって。
山頂でおにぎりを食べて。
昼過ぎには帰ってくる。
観光ガイドには載らないかもしれないけれど、これも間違いなく長崎で過ごした一日です。
SAKAMACHI SUPPLY、そしてNAGASAKI MAGAZINEでは、そんな暮らしているからこそ出会える長崎も残していきたいと思っています。
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まとめ|スマホの中に残っていた、5年前の長崎。
今回の記事を書くきっかけになったのは、スマホの中に残っていた数枚の写真でした。
撮った当時は、
「景色きれいやな。」
くらいだった写真も、5年経って見返してみると、その日のことまで意外と思い出すものです。
娘を保育園へ送ったこと。
妻のお母さんの思いつきで登ることになったこと。
短いルートを選んだこと。
山頂でおにぎりを食べたこと。
そして、昼過ぎには普通に帰ったこと(笑)。
何でもないような一日だったけれど、5年後にこうして記事にしている。
そう考えると、日常の中にある長崎の風景を写真に残しておくのも悪くありません。
そして次に八郎岳へ行くときは――
もう少し長いルートから。
たぶん途中で後悔しながら(笑)。
それでもまた山頂から長崎を眺めてみたいと思います。
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